保護者の皆さまへ(建築専門学校についてのQ&A)
このページでは、建築専門学校への進学を目指す子どもの保護者が抱える悩みにお答えしています。お子さんの夢をどう応援していいのか分からず困っている保護者の皆さまの参考になれば幸いです。
保護者の悩みを解決!
建築専門学校への進路・進学に関するQ&A
お子さんの建築系の仕事への適正についての進路相談
Q1.建築に関する仕事に就きたいと相談されましたが、はたしてうちの子は建築業に向いているのでしょうか?身近に建築系の仕事をしている人がいないので向き不向きを判断できません…。
A.建築士に向いているかどうか見分ける方法はいたってシンプルで簡単です。一番大事なのは、物づくりを楽しめる気持ちを持っているかどうか。建築市場の移り変わりがたとえあったとしても、物づくりを楽しめるという気持ちだけは変わらず必要とされています。
もし、お子さんが小さな頃に物を組み立てて遊ぶのが好きな子だったなら、是非背中を押してあげてください。建築士に向いている人の特徴とその理由を解説しているので、具体的な理由を知りたい人は必見です。
勉強が苦手なお子さんをもつ親御さんからの試験に関する進路相談
Q2.勉強が苦手なうちの子でも、建築には少し興味があるようです。進学先として建築系専門学校を考えているのですが、試験は難しいのでしょうか?学科試験がないという話も聞きましたが本当でしょうか?
A.将来に関して、ほんの少しでも興味のあるものが、存在するということが素晴らしいと思います。何も興味を持てず、とりあえず大学へ進学する学生も多いようですから。その「ほんの少しの興味」でもしっかりと伸ばすお手伝いをしたいものです。
勉強については心配ありません。試験(適性テスト)を設けている建築専門学校も一部ありますが、基本的には建築専門学校には学科試験がありません。勉強が苦手なお子さんが興味を持つ可能性がありそうなら、建築専門学校への進学を視野に入れるのは、とても良い選択だと思います。
勉強が苦手と一口に言っても、「家を建てるため」の勉強であったり、何か目的があっての勉強なら、興味を持って取り組めるという学生は多いです。(歴史の年表を覚えたりするのとは、勉強の意味が違います。)ですので、家を建てたい!建築関連の仕事に就きたい!その気持ちこそが重要で、勉強は後からついてくると信じましょう。
建築士には設計分野が複数存在します。現時点で数学が苦手だからと言って、建築への道をあきらめる必要は全くありません。なお数学理解力によって向いている設計分野が異なります。詳細については、次のページにまとめているのでご参考ください。
ただし、入学した後には建築学を勉強することになるので、安易に進学先を決めてしまうのはNG。建築専門学校のオープンキャンパスや体験入学に足を運び、実際に授業を受けるイメージを掴んでから進学先を決めさせるのが良いです。
エリア別の建築専門学校のオープンキャンパス情報をまとめているので、チェックしてみてください。
専門学校と4年制大学のどちらへ進学すべきかについての進路相談
Q3.なんとなく専門学校に対するイメージがよくありません。できれば大学にある建築学科に進んでほしいのですが、うちの娘は専門学校に行きたがっています。同じ建築学科なのに、何か違いがあるのでしょうか?
建築専門学校と大学の建築学科の違いは、資格の取りやすさと授業内容です。ただし、片方を選んだから何かができなくなるということはありません。大卒という学歴が将来的にお子さんのためになるという思いから「できれば大学の建築学科へ…」と考えている親御さんが多いようですが、最近では卒業時に大卒扱いとなる専門学校も存在します。
どちらにもメリットがあり、どちらにもデメリットをカバーできる方法があるので、お子さんの将来の夢を実現できそうな方に賛成してあげてくださいね。次のページに、建築専門学校と大学の建築学科の基本的な違いをまとめています。
建築専門学校の選び方と情報収集についての相談
Q4.建築士になりたいという子どもの夢を応援したいです。でも、専門学校の知識がないので、どの学校に進学させたらいいのか分かりません。
建築専門学校選びで大切なのは、お子さんがしっかり通い続けられる学校を選ぶことです。もし、途中で辞めることになってしまっては、建築士の夢が遠ざかります。各学校の学費やサポート体制を調べて、お子さんが卒業まで無理なく通い続けられそうな学校を候補にしましょう。
また、建築士になるには国家資格が必要なので、資格取得に力を入れている学校を選ぶことをおすすめします。資格取得率の高いおすすめ建築専門学校の情報をまとめているので、建築専門学校選びの参考にしてみてください。