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目次

現地調査とは

現地調査で確認すること

現地調査では、建築工事がスムーズに進むように予め細かい調査を行います。土壌汚染や、災害の影響などは、法務局や役所で行う「役所調査」と言われており、今回紹介する現地調査とは異なります。

そのため、区画調査では、土地の形状、高低差、道路の幅員、周辺環境、インフラ(電気、ガス、上下水道など)の状況、騒音や悪臭の有無、区画内に既存の建物がある場合は、建物の状況なども確認します。

これらの一般的なタスクは、デジタルカメラ、巻尺、ライトを使い、これらの情報を現地の地図や図面と比較することにあります。

現地調査の種類

試掘

試掘とは、地下にあるガス管や水道管などの埋設物の位置を確認するため実際に掘ってみる試験を指します。この時、万が一インフラ系設備を破損してしまうといけないので、人力で注意深く掘り進めていく必要があります。

ボーリング調査

ボーリング調査は、地盤に縦長の細い穴を堀っていきます。穴を掘ることで採取した土や岩盤など土地の資料を元に地質の状態を把握する調査です。また、このボーリングで掘った穴を利用して、様々な現場調査を行っていきます。

標準貫入試験

標準貫入試験とは、先端に標準貫入試験用のサンプラーを取り付けた63.5kgの重りを、高さ76cmから落下させて30cm打ち込むのに必要な回数を求めることで、地盤の強度を測ることができる調査です。ボーリング調査で掘った穴を利用して試験を行います。

参照元:フジタ地質/ボーリング調査 (https://geo-fujita.jp/service/tishitu/bowling.html)

孔内載荷試験

孔内載荷試験では、試験に必要な深さまで掘削した穴に測定用の管を入れ、測定管に水を注入し圧力を保った状態で計測する方法です。地盤の水平方向の圧力に対する変化(変形特性)を調べる検査です。

現場透水試験

現場透水試験は、流入させた地下水の水位を下げた状態から元の水位まで戻る時間など回復の状況を測定します。それにより、地盤の透水係数を調べることができます。ボーリング孔の先端に設けられたストレーナー部分に地下水を流入させるのが一般的ですが、人工的に水を注入する場合もあります。

揚水試験

揚水試験は、地すべり地に対して行われることが多い試験です。1つのボーリング孔で、地下水が一定の水位を保つように汲み上げ、汲み上げた水量を計測して地盤の透水性を測ります。また、揚水を中止して水位の回復状態も測定します。

PS検層・密度検層

PS検査は、地山岩盤や土質地盤の弾性波の速度などを測定することで、地山地盤・土質地盤の力学的特性を算出する検査です。

密度試験は、地層の密度を測定する検査で、放射線源とガンマ線を測定するセンサーを使用します。

その他(物理探査・検層)

物理探査は、ボーリング孔に測定器を降下させて、地層の情報を取得する検査です。層によって違う地質の情報を計測することができます。

検層は、密度・電気・温度など様々な検査を目的に応じて実施していくことを指します。

不攪乱試料採取

不攪乱試料というのは、室内試験で土質の性質などを計測するために地盤内の状態をそのまま維持させたままの試料です。地盤の地質に応じた採取方法を用います。

オールコアボーリング

オールコアボーリングは、表面の土からボーリング調査で掘った孔の最深部までの、すべての地質を採取することができます。すべての地質を採取できるので、地質状態を高い精度で把握することができる調査です。

地盤改良の効果確認

地盤改良の効果確認は、地盤改良工事の前後の各検査結果を比較して、地盤改良の効果が出ているかどうかを確認するために行われます。

平板載荷試験

建築工事では、地盤に対して大きな負荷がかかります。工事後も建築物があることにより負荷がかかり続けるわけですが、地盤に対する平板載荷試験は、その地盤の支持力特性を調べるために行われます。地盤に載荷板を設置して、与えた荷重と載荷板の沈下の状態を測定して、その結果から地盤の支持力を調査します。

試験の目的は、設計でかかることが想定される重さに耐えることができるかどうかを調査するものなので、この地盤がどのくらいの重さまで耐えられるのかを調べるわけではありません。

サウンディング試験

サウンディング試験は土層の性状を知るために行われる調査で、住宅を建築する際に多く用いられています。抵抗体を挿入し、貫入や回転、引き抜きなどを行い、それらの抵抗に対して状態を観察する調査です。

スウェーデン式サウンディング試験

戸建ての住宅など、主に小規模な構造物の建築現場に用いられる地盤調査方法です。JIS規格の試験方法で、土は採取せずに推定で土質が判断されます。スクリューの先端につけた重りを段階的に重くして、貫入量を測定します。

オートマチックラムサウンディング

杭基礎を支える地盤を動的コーン貫入試験で調査します。スウェーデン式サウンディング試験よりも固い地盤にも適用できる試験で、63.5kgの重りを50cmの高さから落下させて、20cm打ち込むのに必要な打撃回数を計測します。

ハンドオーガー試験

スウェーデン式サウンディング試験と併用して実施します。スウェーデン式サウンディング試験で得た結果が同じでも、土の性質によって建築物の基礎を変える必要があるため、性質を見極めるために必要な試験です。

ポータブルコーン貫入試験

ポータブルコーン貫入試験は、主に粘性土や腐植土など軟弱と言われている地盤に対して、コーン貫入試験を行うものです。(社)地盤工学会基準として規格化されている試験で、人力で先端コーンを押し込んで実施していきます。

簡易動的コーン貫入試験

簡易なサウンディング試験として、地盤表層の調査、小規模な建築物の支持力の判定などに用いられます。あくまでも簡易的な試験なので、貫入抵抗の大きい硬い地盤や、砂礫地盤には適用が難しい試験です。

役所調査も行われる

今回紹介した現地調査とは他に、役所調査も行われます。現地の登記情報や測量図、建物図面などの取得、建築に対する法律的な制限、土壌汚染や上下水道、災害の影響、道路や河川についてなど、幅広く調査され、現地調査と合わせて建築計画に用いられます。

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