教員の皆さまへ(建築専門学校について進路指導Q&A)
このページでは、建築専門学校への進学を目指す生徒を受けもつ高校教員の皆様のお悩みにお答えしています。生徒の夢をどう応援していいのか分からず困っている教員の皆さまの参考になれば幸いです。
教員の皆様の悩みを解決!
生徒さんの建築専門学校への進学・進路指導に関するQ&A
建築専門学校の選び方についての進路相談
Q1.生徒に専門学校の選び方を聞かれました。でも、何を基準に専門学校を選べば良いのか私も分からず困っています。
A.建築専門学校の選び方の基準は、一般的な専門学校の選び方の基準とほとんど同じです。「専門学校に通っている生徒の評価」「サポート内容」「取得できる資格」「1クラスあたりの人数」「オープンキャンパスの内容」このあたりの5つの基準を押さえておくと、よさそうです。建築学科ならではの詳細は次のページにまとめています。
建築専門学校の目星がついていない場合は、建築専門学校のオープンキャンパス情報(開催スケジュールや概要)をエリア別に紹介しているので、下記ページをご参考にしてください。
理数系教科が苦手な生徒の建築への夢を叶えたいという進路相談
Q2.理数系が苦手な文系生徒がある日突然「建築士になりたい!」と言い出したのですが、夢を叶える術が分かりません。
A.文系の生徒でも建築士を目指すことは可能です。建築士には3つの設計分野があり、その中の「意匠」という分野なら中学卒業レベルの数学力でも問題ありません。また、生徒さんが建築士になりたいという夢を持ったなら、今まで苦手だった理数系を好きになる可能性だってありますよ。
その夢が叶うかどうか分からないから…と困惑せずに、ぜひ背中を押してあげてください。生徒さんに詳しく説明してあげたいなら、次のページが参考になりますよ。
建築専門学校と4年生大学の違いについての進路相談
Q3.建築専門学校に関する知識がほとんどないため、自分がよく知らないものを生徒にすすめるのは不安があります。
A.「専門学校ならどこを選んでも建築士を目指せる」というわけでもないので、良く知らないままに生徒にすすめるのは無責任だと不安になる気持ちも分かります。簡単に言ってしまえば、大学は「建築」について研究するところ、専門学校は「建築」の仕事をするための知識や技術などの実践力を身に付けるところ、というイメージです。またビルや橋などインフラ系の大きな建物を建てる場合、1級建築士の資格が必要になります。是非、生徒さんの夢や希望を聞いて、応援してあげてください。
以下、大学の建築学科と建築専門学校の違いを簡単にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
建築士に向いているかどうかの見分け方についての進路相談
Q4.建築士の道に進もうとしている生徒がいますが、建築の道が本当にこの生徒に合っているのか確証を持てずにいます。
A.建築士に向いているかどうか見分ける判断基準はいたってシンプルです。「スキルやセンスが長けているから向いている」という考え方もできますが、本当に大切なのは物づくりを楽しめる気持ちただ1つだけ。綺麗ごとのように聞こえるかもしれませんが、時代背景や建築市場の移り変わりを見ていただければ分かります。
学費や学費支援制度、教育内容、資格サポート情報についての相談
Q5.建築専門学校について良く知らないので、学費の平均やサポートの良し悪しが分かりません。どの学校を生徒に紹介すればいいのでしょうか。
A.もし1校でも生徒が志望する学校があるなら、その学校の学費やサポート内容に近い学校をいくつかピックアップして紹介してあげると良いでしょう。まだ高校生と言えど、自分の将来について真剣に考えています。もしよければ参考までに当サイトを紹介してあげてください。親御さん向けにもコンテンツを作ってますので、将来の選択肢をひろげる一つの手段として、ご参考にしていただければ幸いです。
「建築士になりたい!」という夢はあるけれど、志望校がまったく決まっていない生徒には、就職率と資格取得率の高い学校を複数紹介してあげてください。