建築士になるには?
夢を叶える基礎知識
建築士になるには、建築士の国家資格(一級・二級建築士、木造建築士)に合格しなければいけません。国家資格と聞くと夢を叶えるのは難しそうに感じるかもしれませんが、建築専門学校へ通って試験対策をすれば大丈夫。建築士の基礎知識をまとめているのでご参考ください。
数学が苦手でも建築士になれる
「建築物を設計する建築士は数学が得意な人しか就けないはず」と思っていませんか?建築士といっても設計分野はさまざまで、その中には数学が苦手でも問題ない分野も存在します。
代表的な設計分野で求められる数学力についてそれぞれ解説しているので、建築分野に興味があるけど数学が苦手という人は必見です。
建築学科の入試に数学がない専門学校もある
建築専門学校の中には、適性テストとして数学試験がある学校と、入学試験自体が一切ない学校があります。たとえ現時点で学力に自信がなかったとしても、意欲や志がある者に対して、学びたいことを学べる環境を提供できることが専門学校の良さです。ここでは建築専門学校の入学試験と推薦に関する詳しい情報をまとめています。
大学と専門学校の違い
建築学科は専門学校だけではなく大学にも存在します。建築士を目指すうえでどちらの建築学科を選べば良いのか決められずにいる人は、大学の建築学科と専門学校の建築学科の違いを知っていきましょう。取得しやすい資格やカリキュラムの違いを紹介しています。
建築士の仕事が向いている人の特徴
建築士の仕事が向いている人の特徴は、実は子どものころから表れています。頭の良さや手先の器用さも大切ですが、これらの特徴は二の次です。建築士の仕事の向き不向きを見分ける一番大事なポイントを紹介しているので、当てはまるかどうか照らし合わせてみてください。
建築系専門学校の選び方
建築に関する知識を学べる専門学校は数多く存在します。卒業後のことを考えると「取得できる資格」と「サポート体制」は必ず確認しておきたいところ。進学先選びで押さえておきたいポイントについて詳しく解説しているので、進学先選びの参考にどうぞご覧ください。
社会人は夜間を上手く利用しよう
建築専門学校の夜間クラスを利用すれば、社会人でも働きながら建築士を目指すことが可能です。夜間クラスの詳細をまとめているので、社会に出てから建築士になりたいという夢を持った人、または一度は諦めたはずの夢を忘れられない人は覗いてみてください。
大学編入でより知識を深めよう
同じ建築学科でも、大学と専門学校では強みが異なります。両方の強みを活かしたい人は、専門学校修了後に大学編入してみるのもひとつの手。在学期間や学費を抑えられますよ。大学と専門学校のどちらに進学しようか決められずにいる人は要チェックです。
全国の建築科のある専門学校
各県をクリックorタップすると、その県にある建築専門学校の詳細情報を見ることができます。
(※2022年9~10月調査時点の情報になります)
北海道・東北 | 北海道|宮城 |
---|---|
関東 | 茨城|埼玉|千葉|東京|神奈川 |
中部 | 新潟|富山|静岡|愛知 |
近畿 | 京都|大阪 |
九州 | 福岡|沖縄 |
建築専門学校 卒業後の進路・将来性
建築業界で就職するために専門学校に通おうと考えているなら、入学する前に卒業後の進路や将来性まで把握しておく必要があります。建築業界でどんな職種に就きたいのか、そのためにはどんな資格を取得し、どんな就活をすればいいのか見ていきましょう。
建築業界への就職を目指すために知っておきたいこと
建築業界で働くには専門的な知識やスキルが必要不可欠。それらを身につけるオススメの方法をはじめ、建築業界に就職するうえで知っておくべきことをまとめています。
どんな仕事があるのか?
建築士や商業施設士、建築施工管理技士など、一般には知られていない職種が数多くある建築業界。自分のやりたいことを仕事にするために建築系の職種を押さえておきましょう。
資格の取得についてもっと知りたい!
専門分野に細分化されている建築業界で活躍するには、それぞれの分野に特化した資格を取得するのが近道。建築にかかわる資格やおすすめの取得方法などについてまとめています。
入学から就職までの流れは?
建築系の専門学校に入学を決心してから建築業界で就職するまでどのような流れを辿るのか、知らずに入学するのは不安ですよね。専門学校入学から就職までをまとめました。
費用(学費)はどれくらいかかるのか?
建築系の専門学校へ通う費用は初年度で100万円ほど。学校によっては学費支援サポートが設けられており、簡単な条件を満たすだけで学費が大幅に減額されることもあります。
建築専門学校で取得できる資格一覧
専門学校の中でも、「建築専門学校」に通う大きな意味のひとつは、社会で通用する確固とした技術を身に付けられることです。
例えば建築専門学校在学中や卒業後に取得できる資格はこれだけあります。(学校により取得に注力している資格は異なります。)
在学中
- 二級建築施工管理技術検定(学科のみ)
- 商業施設士補
- 福祉住環境コーディネーター2・3級
- 建築CAD関連資格検定1・2級
- CAD利用技術者1級・2級
- 建築積算士
- ビジネス能力検定1~3級
- インテリアコーディネーター
- 二級インテリア設計士
- リビングスタイリスト
- 宅地建物取引士
- その他、現場作業に必要な各種免許/資格(講習技能合宿)など
卒業後
- 一級建築士(実務経験2年)
- 二級建築士・木造建築士(実務経験無し)
- 一級建築施工管理技士(実務経験3年)
(建築以外に土木・造園・電気も受験可能) - 二級建築施工管理技士(実務経験1年)
(建築以外に土木・造園・電気も受験可能) - 建築設備士(実務経験2年)
- インテリアプランナー(実務経験2年)
- 一級インテリア設計士
- 商業施設士(実務経験1年)
- コンクリート主任技士(実務経験4年)
- コンクリート技士(実務経験2年)
- 工業標準化品質管理推進責任者
(コンクリート品質管理の単位修得後、実務経験4年で取得)など
資格を取るもよし、センスや技術を磨くもよし、建築に関する学びをとにかく深めるもよし、建築専門学校で自分のキャリアを築く第一歩を踏み出してみませんか?
建築士、インテリア系資格取得ガイド【保存版】
資格を取得しておけば建築業界で就職する際、求人の幅が拡がります。数多くある建築関連の資格の中で特にオススメしたい建築士、インテリア系について、取得の方法や仕事内容などを調べました。自分が目指す職業に役立つ資格を最短で獲得しましょう。
二級建築士になるには
設計・工事管理できる建物がのべ面積が500m2以下という制限のある二級建築士。建築に関する学歴がない場合、7年以上の実務経験がないと受験すらできませんが、専門学校によっては在学中の取得も可能です。
一級建築士になるには
一級建築士は学歴と豊富な知識、最低でも2年以上の実務経験が求められる難関資格です。建築に関する学歴がない場合は受験するまでに13年もの実務経験を積まなければなりません。
インテリアコーディネーターになるには?
インテリアコーディネーター資格は一次試験と二次試験を突破すると取得可能。無資格でもインテリアコーディネーターとして活動できますが、取得すると仕事の幅が広がります。
宅地建物取引士になるには?
国家試験である「宅建」に合格すると宅地建物取引士になれます。合格率が15%程度という難関試験ですが、一度取得すると一生有効なこともあり、人気が高い資格です。
福祉住環境コーディネーターになるには?
福祉住環境コーディネーターは1~3級があり、2級と3級は受験資格不要。一級を受験するには二級を取得しておく必要があります。専門学校によっては在学中に資格取得が可能です。
建築CAD、CADオペレーターとは?
設計・製図できるソフトウェアで図面の作成を行なうCADオペレーター。民間資格である建築CAD検定試験やCAD利用技術者の資格を取得することで就職が有利になります。
建築施工管理技士とは?
現場で、職人や職工の作業工程の進捗を管理し、安全かつ規則が守られているのかをチェックします。20代後半~30代前半の若手技術者が不足気味です。
商業施設士とは?
商業施設の運営管理システムや店舗の構成・デザインなどの計画・監理を行なう街づくりの専門家です。施設の改良・改善を請け負うのも商業施設士です。
コンクリート技師とは?
コンクリートの製造や建築物の施工、検査・管理などの業務に携わります。現在はコンクリートの用途が多様化しその専門性が様々な業界で求められています。
測量士とは?
測量士は、その名の通り「測る」仕事をする人のこと。主に「土木測量」と「地図測量」、「地積測量」の3つに分けられ高い専門性が求められます。街中の住宅から海や山までその仕事の範囲はさまざま。建造を行なう上で欠かせない土地の高さや面積などを測定します。
エクステリアデザイナーとは?
建物の外観に関わる部分のデザインを担当。施工担当者と相談しながらデザインを起こすため、幅広い知識が必要となります。素材や既成品の入れ込みをしたり、場合によっては手作りでパーツを作ることも。経験を積んで独立し、自分で事務所を起こす人も少なくないそうです。
造園施工管理技士とは?
近年ビルの屋上緑化計画などが注目されていることもあって、注目されている職業。資材調達や安全面など造園工事全般における管理に携わる仕事です。また、施工管理技士試験の中で難関ともいわれることのある資格として知られています。
キッチンスペシャリストとは?
生活者のキッチン周りに関する悩みや要望を聞き、さまざまな提案をするのが、キッチンスペシャリストです。専門的なアドバイスを求められることから、幅広い知識のほか、デザインセンスが求められます。資格取得には、公益社団法人インテリア産業協会の試験に合格することが必要です。
管工事施工管理技士とは?
国家資格でもある管工事施工管理技士。公共事業やマンションの配管メンテナンス等の仕事には欠かせない存在です。ガス管・水道管・冷暖房設備の管や空調用のダクトなどの管工事を管理するため、建築現場や配管工事の会社での活躍が期待されます。
建築設備士とは?
建築物に必要な空調や給排水設備に関して、建築士にアドバイスをすることがメーンの仕事。資格は、建築設備士試験に合格する必要があり、建築設備のほか設計に関する知識が求められます。平成27年の建築士法改正によって2,000平方メートル以上の大きな建築物に関しては、建築士へのアドバイスが必要となりますので、今後は需要も高くなる職業です。
建築積算士とは?
いくらあれば建築物を建てられるのか?必要な建材の数量は?など、建築物を建てる上でコストを計算することがメーンとなる建築積算士。建築工事の適切な建築費用を出すために欠かせない存在です。資格職ではありませんが、将来的にコスト管理のプロとしてだけではなく、企業内での管理職へのキャリアアップの手助けとなります。