京都建築専門学校
このページでは建築の基礎力を身に着け、伝統や木造建築を理解しながら現代に活かせる建築のプロフェッショナルを育てる「京都建築専門学校」について紹介します。カリキュラムの特徴や卒業生・在校生の声などを解説します。
京都建築専門学校のカリキュラム
建築科
計画・法規・構造・施工といった建築士などの受験資格取得のための基礎的な科目を授業における基本とし、社会に出てから活躍できるよう設計図面の描き方・読み方も覚えられるよう製図・設計・CADなどの演習に重点を置いているコースです。
建築科 二部
建築科 二部は、最短で建築士(一級、二級、木造)受験資格を獲得できるコースです。 社会人や大学生などさまざまな生徒が在籍しており、基礎から建築を学ぶことが可能です。
伝統建築研究科
伝統建築研究科は、「日本の伝統的構法を伝えてきた工匠たちが造った学校」として、京都建築専門学校の特色である伝統建築について、より深く学ぶことが可能な学科です。令和6年度はアドバンスドコースとなっており、茶室や町家の講座が開かれています。
京都建築専門学校で目指せる資格
在学中に受験できる資格
京都建築専門学校に在学中、取得できる資格は2級建築施工管理技士(第一次検定のみ)、3級建築大工技能士(合格後2級受験が可能)、インテリアプランナー、インテリアコーディネーター、建築CAD検定(2級、3級)などです。なお、インテリアプランナー・インテリアコーディネーターの試験には受験資格制限がありません。
卒業後に受験できる資格
京都建築専門学校を卒業してすぐ取得できる資格は一級建築士(受験:実務経験0年、免許登録:実務経験4年)、二級建築士(実務経験0年)、木造建築士(実務経験0年)などです。1級建築施工管理技士(実務経験5年)、2級建築施工管理技士(実務経験2年)は卒業後に実務経験が必要です。
京都建築専門学校で描けるキャリアとは?
京都建築専門学校では、建設会社や設計事務所・工務店などから豊富な求人を受けています。京都府建築工業協同組合によって創立された学校であるため、学校法人化した現在でもこの組合から人材を求められています。
卒業生に聞く!京都建築専門学校を選んでよかったこと
目指していた大工になれました

何か腕のある専門性の高い大工、数寄屋大工か宮大工になりたいと思ってました。漠然とサラリーマンを考えていたのですが、何か具体的な仕事のイメージがもてなかったです。もっと直接に自分の手でつくりたいと思うようになって。父も大工でしたし。文化財の工事現場にも連れて行ってもらいましたし、見学の授業も、市民講座で職人さんの話を聞くこともできました。
大学を出てから学び、夢を掴みました

木造の勉強ができたし、仲間にも恵まれました。学校でコツコツ、手間暇かけてつくっていくということを学んだような気がします。真剣に向き合うこと、向き合えることの喜びというか、楽しみは、他に代えられないと思っています。
京都建築専門学校の就職先事例
公式HPで紹介されている就職先実績の一例として、アーキネット京都一級建築士事務所、(株)あめりか屋、(株)イシダ建築デザイン、I構造設計事務所、(株)市居総合計画、岩佐建築設計事務所、(株)上宗 、エールコーポレーション(株)、(株)大倉設計事務所 、(株)岡野組、小川工務(株)、(株)奥谷組、(株)確認検査機構アネックス、影近設備工業(株)、(有)カタヤマ建築デザイン、要建設(株)、(株)北川建設、(有)北山造園などが挙げられています。
現代では海外テイストの住宅も多く建てられていますが、日本古来より存在する風情ある建築物・文化を守り抜くことも非常に大切です。京都建築専門学校ではそういった伝統も学ぶことができるので、「建築のプロ」を目指したい方におすすめできる学校です。
このサイトでは、日本で唯一のカリキュラムを持つ4つの学校を比較検討することも可能です。ぜひこちらのページも参考にしてください。
京都建築専門学校はどんな先輩がいる?
社寺仏閣の保護にあたりたいです

多くの文化財に囲まれた学びの場で、伝統建築と現代建築を身近に感じながら勉強できるのがいいところ。 同じ目標を持った仲間と一緒にいろんな考えをぶつけ合い、1つのものをつくっていくことがとても楽しい。 「これをやりたい」を見つけられれば、先生はもちろん仲間たちだって手を貸してくれる。そんな環境です。
建築士として独立を目指します

小さいころから日本の建築に興味を持っていたことと、町家などの伝統構法の建築に重点をおいている点に魅力を感じ、この学校を選びました。 自分自身が強く希望してこの業界に足を踏み入れたので、授業の内容や蘊蓄がとても充実していて楽しく学んでいます。本当に楽しい先生とクラスメイトに恵まれています。 将来は二級建築士と一級建築士の資格を少しでも早く取って、独立して働ける基盤を築いていきたいです。
京都建築専門学校のサポート体制とは
給付型・減免型の制度/h3>
国の高等教育の修学支援新制度(支援対象機関として認定されています)
本人が直接もらえる返済不要な日本学生支援機構「給付型奨学金」と、学校に支払う授業料等が減額となる「授業料・入学金減免」の2つの制度があります。
教育訓練給付金制度(「建築科二部」は一般教育訓練給付金制度の指定を受けています)
働く方々の主体的な能力開発・キャリア形成を支援し、雇用の安定や就職の促進を図ることを目的とし厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、費用の一部が給付される制度です。
貸与型の制度
日本学生支援機構 貸与型奨学金
学力基準・収入基準を満たす学生を対象にした、国が実施する貸与型の奨学金制度です。
国の教育ローン(日本政策金融金庫)
入学予定・在学される方本人もしくは保護者に対して貸付を行います。
学費サポートプラン (㈱オリエントコーポレーション)
入学予定・在学される方本人もしくは保護者に対して貸付を行います。(社会人)
京都建築専門学校に入学するには
2025年度 募集要項
- 2025年3月高等学校卒業見込みの者および高等学校卒業者。
- 高等学校を卒業した者と同等以上の学力があると認められる者 (高等学校卒業程度認定試験合格者を含む)
- 通常の課程による12年以上の学校教育を修了した者 (帰国生徒・外国人留学生を含む)
入試の種類・選考方法
- 作文および面接
- 社会人入試については面接のみ
2025年度 入学金・学費
建築科(昼間部)
※1年次費用
入学金 | 150,000円 |
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設備・教材費 | 230,000円 |
授業料 | 900,000円 |
建築科二部(夜間部)
※1年次費用
入学金 | 100,000円 |
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施設設備維持費 | 170,000円 |
授業料 | 440,000円 |
京都建築専門学校の
基本情報

住所 | 京都府京都市上京区下立売通堀川東入ル東橋詰町174 |
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アクセス | 地下鉄「丸太町」駅から徒歩12分 |
公式サイト | https://kyotokenchiku.ac.jp/ |
連絡先 | 075-441-1141 |