キッチンスペシャリストとはどんな資格?仕事内容は?
キッチン周りの設備面だけでなく、食材や施工知識など、幅広い知識が求められるキッチンスペシャリスト。
この資格は公益社団法人インテリア産業協会の資格試験に合格する必要があります。
ここでは、キッチンスペシャリストの仕事内容と試験の概要について紹介します。
キッチンスペシャリストの仕事内容とは
キッチンスペシャリストは、新築やリフォームの際、生活者のキッチン周りに関するニーズを聞き出し、それに応じた様々な提案をする専門家です。生活者のニーズは多種多様であり、一方でキッチン空間を構成する要素は材質や利便性など、こちらも多種多様なため、ニーズを満たす提案力が必要です。
キッチンスペシャリストの勤務先は、建築会社やリフォーム会社、システムキッチンメーカー、内装施工業者、住設機器販売会社、インテリア関係会社など多岐にわたります。
大手住宅設備メーカーのショールームには、キッチンスペシャリストが常駐しているところもあり、細かな質問に答える場など求められる環境は多いです。
キッチンスペシャリストの将来性
将来性は明るいと言えるでしょう。なぜなら、生活者のニーズを実現させる提案力、その提案の根本となる幅広い知識、そしてデザインセンスがなければ務まらない、専門性が高いスペシャリストだからです。また、市場においても、新築やリフォームの需要はなくなることはないため、活躍できる機会は多いと言えます。
独立してフリーランスとして働くケースも考えられますが、キッチン空間を構成する要素は多数あり様々な設備の機能や仕様はもちろん、設計や施工に関する知識、防災対策や建築構造に関する法律、技術分野の知識が必要です。
キッチンスペシャリストの試験概要
受験内容
学科試験(120分)+実技試験(120分)
免除制度
学科と実技のいずれか一方に合格した場合は、次年度から3年間有効なため、合格した方の受験は免除される。
受験区分
- 総合タイプ
同一年度内に学科試験と実技試験を受験 - 学科試験先取り/免除タイプ
学科試験のみを先に受験、もしくは実技試験に合格済みで学科のみ受験する場合 - 実技試験先取り/免除タイプ
実技試験のみを先に受験、もしくは学科試験に合格済みで実技のみ受験する場合
合格率
30-40%
資格の更新
5年ごとに更新が必要